■完全ケン化型
 
攪拌しながら常温の水に投入し、スチームで90〜95℃に加熱すると、30〜60分間で完全に溶解します。
 加熱前に、20〜30分間水中で膨潤させておくと、いっそう速くかつ完全均一に溶解します。
■部分ケン化型
 
攪拌しながら常温の水に投入し、均一に分散させます。十分に分散してから80〜90℃に加熱すると30〜60分間で完全に溶解します。
(ご注意)
ままこを作らないようにするため、攪拌しながらポバールを投入して下さい。
排出口等に沈降したポバールが滞留するようなデッドゾーンを作らないで下さい。
ポバールは結晶性高分子なので結晶部を完全に離解するために出来るだけ90〜95℃の温度をかけて溶解して下さい。(低温で溶解するとゲル化しやすくなります)
ポバールは造膜しやすいので、50℃以下に冷却するまで攪拌を続けて下さい。
ポバールは、一般的に溶解作業中に多かれ少なかれ発泡します。特に部分ケン化型は発泡し易いので、溶解温度を高くしすぎないことと、攪拌による空気の混入の無いようにご注意下さい。それでも不十分な場合は、消泡剤の添加で解決できます。
Jポバールには、最適な消泡剤を添加した品種も用意しております。
完全ケン化型は高濃度、低温ほど貯蔵中に増粘し、最終的にはゲル(寒天)になることがあります。このゲル化は、ポバールの結晶性によるもので、加熱すればもとの溶液に戻ります。水溶液作製後は出来るだけ早く使用するか、希釈して保管して下さい。
部分ケン化型は、非常に安定です。
ポバール水溶液自体にカビが生えることはありませんが、酢酸ナトリウム分や水に含まれる養分でカビが発生することがあります。長期間水溶液で保管する場合は防カビ剤を添加して下さい。
応急措置
目に入った場合:一般の異物が入った時と同様に洗眼除去する。
皮膚に付着した場合: 粉末の状態、又は水溶液の状態で付着した場合ともに水洗除去する。
吸引した場合:うがいをして新鮮な空気を吸うことが好ましい。
飲み込んだ場合:微温水を与えて吐かせる。
火災時の措置
消火方法:一般の火災と同様、水、あるいは粉末消火剤等で消火する。
消火剤:水、粉末消火剤、炭酸ガス消火剤
漏出時の措置
粉末: 掃き集めて容器に回収する。使用できない場合は、一般塵芥と同様に焼却する。水がかかると糊状になり滑りやすくなるので注意する。
溶液: 多量の場合は回収する。廃水に混入した場合は活性汚泥処理した後、放流する。
取扱い及び保管上の処置
取扱い:
1. 微粉を含んでおり、溶解槽への仕込み時に粉塵が立つので、皮膚及び目を保護するために、ゴム手袋及び保護眼鏡等をつけることが好ましい。
2. 大量に取扱う場合には集塵装置を設置する。また、静電気火花を着火源として粉塵爆発を起こす危険性があるので、確実に接地を行い導電性材料を用いる等の対策が必要である。
保管:
1.水に溶解するので、雨水等にかからないように保管する。
2.吸湿してブロックになりやすいので、高温多湿の場所は避けて保管する。
3.3,000kg以上の保管については、消防法指定可燃物としての規制を受ける。
その他の情報につきましては製品安全データシート(MSDS)に記載されております。
下記連絡先へご請求下さい。
[東京営業]
〒103-0021
東京都中央区日本橋本石町3丁目2番7号 常盤ビル9F
TEL (03)3243-1231  FAX (03)3243-1234   
[大阪営業]
〒541-0054
大阪市中央区南本町4丁目2番10号 本町永和ビル13F
TEL (06)4704-9971  FAX (06)6252-4806